防水工事・屋根塗装

防水工事・屋根塗装

屋根のメンテナンスは必要?屋根塗装の概要と効果について解説します

 

外壁のメンテナンスは必要だと思っていても、屋根のメンテナンスは不要だと思っている人がいるかもしれません。

実際、屋根は常にダメージを受けているので、屋根のメンテナンスは必要不可欠なものだといってもよいでしょう。

今回は、屋根塗装の概要とその効果について詳しく説明していきます。

1.屋根塗装とはどんなもの?

屋根塗装とは、劣化した屋根に対して塗装を行う作業です。屋根塗装を行うときは、高所での作業になるので、必ず足場を組んで作業を行います。また、危険を伴う作業になるため、安全に配慮して行わないといけません。塗装を行う前は、高圧洗浄で屋根をきれいにしたり、下地処理を行ったりするなど、さまざまな準備を行います。

 

これらの作業が終わってから、いよいよ塗装作業に入ります。塗装作業は下塗り・中塗り・上塗りと3回行い、塗料をしっかりと屋根材に定着させることが必要です。塗る回数が少ないと、さまざまなトラブルが発生してしまうことになってしまいます。

 

2.定期的に屋根塗装を行う必要がある

屋根は外壁以上に、雨や太陽光などからダメージを受けてしまいます。そのため、屋根材の劣化が早まる可能性が出てきます。

 

屋根のひび割れや塗料のはがれ、汚れの目立ちなどが起こっている場合は、屋根塗装を検討するよいタイミングです。これらの症状を放置していると、雨漏りが起きたり、コケ・カビが生えたりします。

 

どのような屋根材を使用しているのかによって、塗装するタイミングの目安は変わってきます。一般的には、10年を目安にして、屋根の点検を行うべきです。最終的に、塗料の耐用年数や屋根材の劣化状況などによって、塗装の可否を決めればよいでしょう。

 

3.屋根をきれいに見せられる

屋根塗装をした方がよい理由として、屋根をきれいに見せられるという点が挙げられます。屋根が色あせてきた場合は、屋根の印象が悪くなります。屋根をきれいに見せたいのであれば、定期的に屋根塗装を行うとよいでしょう。

 

屋根を磨いてから塗装を行うので、今まで汚れていたところがきれいになります。さらに塗料の鮮やかさで、まるで新築のような印象を与えることもできます。

 

4.太陽光や雨などから屋根材を守れる

屋根は、常に太陽光や雨にさらされています。外的環境からのダメージを受けているので、それらをできる限り保護するために、屋根塗装を行っていきます。

 

適切なタイミングで屋根塗装を行わないと、屋根の状態がさらに悪化してしまうことになるでしょう。定期的にメンテナンスをすることで、屋根材を保護することができます。屋根材を保護できれば、結果的に建物を守ることにつながるのです。

 

5.主な屋根材の特徴と塗装の可否を理解しよう

屋根塗装を行う場合は、まずどのような屋根材を使用しているのかどうかを確認してください。屋根材によっては、屋根塗装が不要なものがあります。ここからは、主な4つの屋根材の特徴と屋根塗装の可否について解説していきます。

 

5-1. スレート系

現在の住宅で最も屋根材として使用されているのが、スレート系です。スレート系は、セメントと繊維状の素材を混ぜ合わせて薄い板状にしたものであり、コロニアルやカラーベストとも呼ばれています。初期費用が比較的安く済み、導入も容易なので、スレート系を検討する方も少なくありません。

 

しかし、質量が比較的軽いため、強度が低くひび割れが起こりやすいという欠点があります。定期的なメンテナンスが必要であり、10年ごとに行う方が多いです。

 

5-2. 金属系

金属系の屋根材には、昔からトタン(亜鉛メッキ合板)が使用されていました。トタンは軽くて導入しやすいため、これまでも多く使われてきましたが、雨音が響きやすい、サビが発生しやすいという欠点があります。そのため、5年から8 年周期で屋根塗装が必要です。

 

近年金属系でメジャーになっているのが、ガルバリウムと呼ばれる亜鉛とアルミニウムの複合メッキ合板です。トタンのメリットに加えて耐久性もあり、その需要も高まっています。10年から15年周期で屋根塗装を行えば、長期にわたって使用できるでしょう。

 

5-3. セメント系

セメント系の瓦は、セメントを主原料にして屋根用に成形したものです。比較的施工しやすいというメリットがある一方で、耐震性に多少難があるというデメリットがあります。

 

劣化してくるとひび割れが起こりやすくなるので、定期的なメンテナンスが必要になります。基本的には10年から15年周期で、塗装を検討するようにするとよいでしょう。

 

5-4. 粘土系

粘土系の瓦は、従来の日本家屋で多く使用されてきました。粘土を瓦の形に成形し、高温で焼き上げて作るため、ほかの種類に比べて耐久性が高く、屋根塗装も必要としません。その代わり、比較的高額で、施工に熟練の技術を要するのが難点です。

 

6.まとめ

ここでは、屋根塗装の概要と効果について見てきました。屋根塗装を定期的に行うことで、景観がよくなり、屋根材の保護につながります。メンテナンスの頻度は屋根材によって変わってくるので、屋根の劣化状況などを考慮するようにしましょう。

 

屋根塗装を検討している際は、「肝付塗装」にご依頼ください。予算や作業日数などのご相談も随時受け付けております。お客様の大事な住まいを守るために努めておりますので、ぜひご連絡ください。

 

雨漏りを防ぐために!外壁の防水塗装を行う効果と注意点を紹介します

防水機能を重視する家にするなら、防水塗装を行った方がよいといわれています。しかし、防水塗装を行うメリットとデメリットがよくわからず、迷ってしまう方も少なくありません。そこで今回は、防水塗装の効果と注意点について詳しく解説していきますので、ぜひとも参考にしてみてください。

 

1.防水のために弾性塗料を用いるのが一般的

防水塗装とは、雨水の浸入を防ぐために建物の外壁や屋根を塗装する作業のことを指します。建物は雨水に弱いため、防水塗装によって建物を保護していくのです。

 

基本的に、どんな塗料でも一定の防水性を兼ね備えていますが、より防水性を高める塗装を行うときに使用される塗料のことを防水塗料といいます。また、ゴムのように伸び縮みしやすい弾性塗料を使うことも多いです。

 

住宅は地震などの要因で、ひびが入ってしまう可能性があります。住宅の下地がひび割れを起こしている場合、一般的な塗料の塗膜にもひびが入ります。しかし、弾性塗料はその下地がひび割れていても、それに追従して塗膜が伸びるので、表面のひび割れを防げるのです。

 

2.ひび割れによる雨水の浸入を防げる

ひび割れにも、さまざまな種類が存在します。小さなひび割れが起きている状態でも、補修できている場合は、雨漏りが起こる危険性は少ないでしょう。

 

しかし、小さなひび割れを放置していると、やがて大きなひび割れに発展してかねません。雨漏りが発生すると、その雨水が住宅の内部にまで入り込み、住宅の耐久性も落ちてしまいます。

 

外壁のひび割れが原因で起こる雨漏りを防ぐために、弾性塗料を使って塗装していきます。弾性塗料は、ゴムのように伸び縮みするので、ひび割れが起きても、それを埋めることが可能です。

 

3.防水塗装の仕上げ方は3種類ある

使用される塗料により、仕上げ方や工程、工事費用が異なってきます。防水塗装の仕上げ方は大きく分けて3種類あるので、それぞれ紹介していきます。

 

3-1. 一般的な住宅で用いられる単層弾性仕上げ

単層弾性仕上げは、下塗り1回と上塗り2~3回で仕上げていく塗装です。外壁に合った下塗り材を使用し、そして上塗りには弾性塗料を用いて作業を進めていきます。なお、こちらは一般的な住宅で使用されることが多い方法となります。

 

3-2. 工程数が多い複層弾性仕上げ

複数弾性仕上げは、下塗り1回と中塗り2回、上塗り2~3回で仕上げていく塗装です。中塗りの際に弾性塗料を使い、下塗りと上塗りでは別の塗料を用います。

 

工程数が5~6回ほどになり、塗膜に厚みが出て、防水性がより高まります。しかし、その分費用もかさんでしまうため、一般的な住宅ではあまり使われることはありません。大型物件やマンション・ビルの屋上などで用いられることが多い方法となります。

 

3-3. 下塗りに微弾性フィラーを用いる微弾性塗装仕上げ

微弾性塗装仕上げとは、下塗りに微弾性フィラー、上塗りには別の塗料を用いて塗装する方法です。工程の回数は、下塗り1回と上塗り2回の合計3回であり、上塗りに用いる塗料の選択の幅が広がるのが特徴となっています。なお、下塗りには微弾性フィラーという粘度が高く伸縮性のある下塗り材を使用します。

 

4.窯業系サイディングボードには注意

防水塗装を行う際、窯業系サイディングボードの場合は多少注意をした方がよいでしょう。窯業系サイディングとは、セメントの中に繊維質を混ぜ、それを板状にした外壁材です。

 

セメントが主成分の窯業系サイディングボードは、機能性やデザイン性に優れている一方、熱を吸収しやすいという特徴を持っています。熱を吸収してしまうことで塗料の塗膜が伸縮し、表面がはがれやすくなるため、定期的なメンテナンスが必要になります。

 

5.すでに雨漏りが起きている場合には対応できない

防水塗装は雨漏りを予防する目的で行われますが、すでに雨漏りが起こってしまっている場合は対応することができません。家の内部にまで雨水が入り込んでしまうような隙間が生じている可能性が高いので、まずは隙間を埋めるための補修を行う必要があります。

 

屋根材や棟板金の交換、窓や天窓の交換など、状況に応じて作業を行っていきます。きちんと補修した後、改めて外壁の補修について考えていくとよいでしょう。自分だけで考えるのではなく、業者に相談することでよりよい判断ができるようになります。

 

6.まとめ

今回は、防水塗装の効果と注意点について解説してきました。外壁のひび割れは雨漏りの原因にもなります。防水塗装を施すことで大きなトラブルを防ぐことができますので、小さなひび割れでも早めに対処するようにしましょう。

 

防水塗装について検討している場合は、「肝付塗装」までご連絡ください。弊社は、防水塗装に関する実績をこれまで数多く積み重ねてきました。予算や作業日数などのご相談も随時受け付けておりますので、防水塗装について気になることがあればいつでもお問い合わせください。